R6.7.6.SAT.-1
今年は、例年になく、熱中症が多いです。5月の1カ月間でも、もう5人も出ていて、すでに10人近く。今まで、5月に、複数で出たことは、なかったのに、です。
毎年、お歳の子、元々、体の弱い子、が、厳しくなります。
その中で、また、一人、旅立ってしまわれました。
17歳の、ワンちゃん。すでに、腎臓の数値も、尿素窒素(BUN)を70、にまで、到達してました。が、お母さんが、お薬で、長い間、うまく、体調を整えてくれてました。
うちの患者さん。僕自身が、検査主体ではなくて、お薬主体で、逃がすことが多いです。スタッフや規模の関係からも、ですが。その代わり、よく効くけど多めになりますが。
でも、続けて下さってる方。本当に、悪い数字でも、いい状態を長く保ってくれます。お母さん方には、本当に、感謝しかないです。
改めて、ココアちゃんの冥福を祈ります。よく頑張ってくれました。お疲れさまです。
R6.5.15.WED
狂犬病ワクチンについて、お問い合わせがありました。「なぜ、、このお安いお値段なんですか?」と。
当院での、毎年の期間限定でのキャンペーンとさせて頂いておりますが、正直なところ、利益は、全くありません。
今は、あまり見かけなくなったかも知れませんが、スーパーの卵、1パック10円。みたいなものと、お考え下さい。その他にも、お買い物、してくださいね。という意味合いです。勿論、国の法律としても、接種義務でもある狂犬病ワクチンの推進、という意味もあり、狂犬病ワクチンだけ、という方も、大歓迎ですので、お気兼ねなく、ご来院下さい。
R5.11.30.THU.
ワクチンについて
30年ほど、このお仕事をさせて頂いてますが、この30年で、ワンちゃん・猫ちゃんの寿命が2倍になったのは、混合ワクチンやフィラリア予防の効果が、やはり大きいかと痛感します。昔は、よく、ジステンパー、パルボウイルス、フィラリア症のために、ほとんどの子の寿命は、7歳くらいでした。今は、14~15歳位まで、頑張ってくれます。勿論、もっと長生きさんも。
当院では、ワンちゃんについては、2種類のワクチンをご用意させて頂いております。
ワクチンの副作用については、メーカーさんの違いも大きいようで、院長先生仲間、おろして下さってる薬品メーカーさんから、より安全性の良いワクチンを選択させて頂いております。
8種混合ワクチン:ジステンパー、パルボウイルスなども、勿論、予防できます。
ジステンパーは、鼻水などからも、空気感染。パルボウイルスの方は、尿や糞便などからの経口感染です。どちらも、かなり高い死亡率です。その他に、レプトスピラ症もあり、ネズミの尿などから感染し、ヒトにもうつります。この地域としては、こちらの方がおススメです。
6種混合ワクチン:ジステンパー、パルボウイルスなども、勿論、予防できます。
レプトスピラ症が、含まれないことになります。が、ワクチンに対して、アレルギーがある子には、こちらの6種混合ワクチンで、良いかと。さらに、心臓病などの持病を抱えてる子や、以前に、ワクチンのアレルギーが出た子には、ショック症状予防のお注射と同時に打つことで、危険なアレルギーショックを、かなり、防げます。
当院のメーカーさんのワクチンの、ショック症状などの危険な副作用は、8種の方でも、50万分の1、とのことです。ちなみに、半日ほどたって、顔が腫れたり、熱が出たりする、ゆっくりアレルギーは、10万分の1、だそうです。当院でも、年に1人くらいは、この、ゆっくりアレルギーが出てる子もいます。
なお、10種混合ワクチンも、新しく出てますが、副作用が上がること、さらに、お値段も上がること、そして、全国の先生方も、9割ほど使われていないようなので、当院では、ご用意しない方針です。
猫ちゃんのワクチンについては、2種類、ご用意させて頂いております。
4種および5種混合ワクチン:大事な3種混合ワクチンに加えて、猫白血病ウイルスを予防できます。猫白血病は、お外の猫で多く、血液・唾液・糞尿などから感染し、3年以内に突然死することもある、怖い病気です。ちょっとでも、お外に出てしまう可能性のある子には、こちらをおススメしております。
3種混合ワクチン:
大事な3つの病気:伝染性鼻気管炎や、猫カリシウイルス、猫パルボウイルス(猫凡白血球減少症)を防いでくれます。
今年、お値段も抑え気味で、副作用の少ないメーカーさんの3種混合ワクチンがあったのですが、生産終了となってしまいました。
副作用が、10倍も違う、とのことで、100万分の1、という副作用のより少ないワクチンを選択させて頂くことになりました。ゆえに、550円の値上げとなってしまいましたが、、。
おうちの猫ちゃんの寿命は、やはり、この30年で2倍になり、15年くらいは、だそうです。ただ、お外の野良ネコちゃんの、寿命は、変わってなくて、5年くらいだそうです。やはり、ワクチンの効果が大きく、お外の猫ちゃんの目や鼻がグジュグジュしてるのは、この病気が防げないことが大きいかと。
R5.10.13.FRI. 今年の夏は、異常に暑かったですね。うちのような大きくはない個人の病院でも、毎年、5~6人は、熱中症のために、亡くなる子達が出ます。今年は、20人以上の患者さんが、いらっしゃいました。お歳や、心臓・腎臓、癌などをを抱えた子達が、厳しい結果となり、残念ですし、忸怩たる思いでした。特に、気温だけではなく、湿度の高いときや、天気・気圧の変化が激しいときも、急変しやすいので、注意をして頂けたらと思います。
R5.10.13.THU. (ワンちゃん・猫ちゃん病院での)診察室でのホンネ という、タイトルで、ブログ、始めてみます。よろしくお願い致します。