うちでの症例-2

R6.7.22.MON.-2

生後6カ月のキャバリアちゃん。急性心不全で、肺にお水が貯まって(肺水腫)、危険な状態に。この子が、特に、危なかったのは、お口からも、血の混ざった泡を、出してたこと。うちでも、常日頃、救急病院に走ってもらうのは、チアノーぜ(酸素不足で、舌が真っ白になる)の場合。と、一晩で、10回近く嘔吐する場合。後者は、おしっこが詰まって、急性腎不全で、尿毒症になってるか。あるいは、腸閉塞で、緊急手術が必要な場合か。

肺水腫で、血の混ざった泡とかを、吐いてる子の場合、危険度はかなり高く、ほとんどの子が亡くなってます。

そんな中、うちで、緊急処置をして、ICUのための救急病院を手配し、飼い主のお母さん達に、走って頂きました。うちの病院から、横浜駅の傍の救急病院まで、高速(第3京浜)でも40分以上はかかるのでないかと。高速を120kmとか、ぶっ飛ばして下さって、20分位で、着いたとか。夜ということもあって、右側をひたすら、でしょうが、一発、免停の覚悟かと。

そのおかげで、9割以上亡くなるケースを助けてもらいました。こちらの、緊急処置もベストだったようで、救急先で、1時間後には、肺のお水も、かなり抜けてた、とのこと。連携が完璧にうまく行ったのが良かったのでしょうが、一番のお手柄は、高速120kmで、ぶっ飛ばして下さったお母さん達です。(決して、推奨してるわけではありませんが)
ありがとうございました。

受付

 

下の写真は、正常の肺です。

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