うちでの症例-3

R6.7.22.MON.-3

もう17歳の猫ちゃんです。このお歳にありがちな腎臓の値も上がってきていて、血圧のお薬も飲んでもらってました。今年になって、前足が不自由に。レントゲンで見てみると、首の骨(頸椎)の間隔が、極端に狭くなってる部分が。本来なら、専門病院で、MRIやCTを撮ってもらって、確定診断となり、場合によっては、手術という選択肢になります。が、MRIやCT検査は、専門病院で、しかも、全身麻酔が必要になります。ただでさえ、17歳の年齢に加えて、腎臓の数字も上がってきていて、さらに、貧血も、輸血レベルにまで、下がってきてました。輸血も、専門病院で、50万円かかります。しかも、1回やればいい、というものでもありません。

そして、天候の不順の折には、決まって、前足のフラツキと、涙や目ヤニが、増えてきてました。飼い主のお母さん達と話して、とにかく、お薬の内服と、お注射などで、逃げる作戦に。おもに、血圧のお薬などに加えて、貧血のお注射で、何度も、乗り越えてもらっております。MRIやCT検査までは、できてませんが、症状と治療の過程で、頸椎の圧迫により、その部分の脳神経の圧力が上昇することで、前足のフラツキと、その上流の眼圧の上昇が涙や目ヤニの増加につながってるかと。

どちらにしても、今年の春からの天候不順の嵐。ヒトも、本当に、体にこたえます。ワンちゃん猫ちゃんも、お歳の子、持病のある子達が、かなり、厳しくなりました。そんな中、定期的に、貧血のお注射を、打って下さり、血圧などのお薬も、頑張って下さり、いまだに、元気も食欲もある、とのこと。本当に、飼い主のお母さん達には、感謝しかなく、頭が下がります。

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