うちでの症例-1

R6.7.22.MON.-1

17歳の小型のプードルちゃんです。すでに、腎臓の数字も悪くなっていて、BUN(尿素窒素)は60という値に。正常値は30ほどで、60を超えると、危ない子が多いです。そちらは、血圧のお薬を飲みつつ、何とか、元気食欲をコントロールしてもらってました。

そんな中、ソファから下りただけで、後ろ足がつけなくなり、来院。レントゲンで、股関節の脱臼を起こしてました。骨盤の大腿骨(太ももの骨)の根元の部分での、脱臼です。股関節の真横を、坐骨神経という、後ろ足の起立にも関わる、大事な太い神経が通ってます。ゆえに、かなり、痛いのと、着地にも、困難が、、。

本来なら、全身麻酔での、整復手術、となるわけですが、17歳で、腎臓の数字も60超え。個人病院では、麻酔のリスクが高すぎて、受けられません。かといって、専門病院で、70~80万円もかかる(と、前に、他の子の症例で、見積り、頂きました)手術を、命がけでやるのも、、。

で、結局、うちで、痛み止めのお薬で、ひたすら、逃がす作戦をとることに。現在、痛みの方はとれてきて、たまに、後ろ足も着ける加重もできてる様子。このお歳、この腎臓の数字ならでは、です。

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